あれから3年…

【高齢者福祉論】
今週が初めての講義。「もしや教室が変更されているかも…」（ただの心配性）と思い、教室の一覧を確認。そして予想的中!!
この間は41号教室になっていたが、今日は305に…そして案の定学生も半分くらい41号教室に行ったようで。もちろん（？）私が呼びに行く役目。
というのも家庭経済学同様、ゼミの教授なので（＾＾

最初の講義は概要説明が中心となる。これまでもいくつも受講してきたので流れだけはしっかり記憶している。今日は高齢化と少子化について、最新のデータを用いながらの説明。

それにしても久々に双希さんと一緒だった（＾＾

【政治学概論?】
やっていることは分かるのだが…つまりは大統領制と議院内閣制の特徴を勉強していると思われるが…あまりにも訳の分からない発問に学生が振り回されている（＾＾；
答えようのない質問が飛び…学生は「分かりません…」というより他ない。
あまりに質問が的を得ていないというか…
とにかく微妙すぎる。

【卒業論文演習】
1人1人テーマの方向性についての確認を…。
私はもちろん年金という設定で変わらず。年金の何が問題になっているのか、特に未納の問題については大事だという話と、今回、年金問題は話題となりかなり議論が深められたということから、それをまとめるだけでは苦しいということも。
まずは何が問題なのかについてしっかり把握し、オリジナリティーのある問題認識と解決方法を提起する必要があるということも話された。
取り組めば取り組むほどその難しさを感じる年金。
これから自分が「オリジナリティー」の問題設定ができるのか、4年になって論文を書けるのか不安にならずにはいられない。

【3年前の今日…】
2001年10月25日午後6時20分…
父：種子島出張から帰りの高速船の中
母：職場から直接買い物へ
弟：当時受験生、塾へ
私：高校から帰宅しゲーム中（たぶん）
1本の電話に出る。それは切羽詰った声…伯母からの電話。
「おばあちゃんが倒れた！」というものだった…。突然倒れて病院に運ばれたことなど手短に伝えられたが、どこの病院に搬送されたのかなど肝心な部分が伝えられていなかったことを考えると、相当焦っていたのだろう。
それを聞いた私も焦る…取り合えず、父の職場に電話をかける。しかし出張していたことすら頭から一時的に飛んでいた…
結局、母の携帯に電話するも出ず。見当をつけて近くのスーパーへと自転車を飛ばす…買い物をしている母を見つけ、事の次第を話すとすぐに一旦自宅へ。途中、父の携帯の留守電にも連絡を入れる。
まずは搬送先を電話で聞き、H病院であることが分かり急ぎ病院へ。着いた時には祖母は処置室の中で…その周りには壁に何度も手を打ち付けている祖父と伯父、伯母たち…
その顔を見ればどんな状況なのか嫌でも伝わってくる。
搬送されたときには既に心配停止状態だった…
船から降りた父もタクシーで駆けつけ、19時過ぎに到着…しかし扉は開かない。19時30分過ぎ…亡くなる…
心拍数は20をキープしていたがそれは薬でのこと。手を握ったがまだ温かさがある…そこでも号泣…この1時間の間に何度泣いたか分からない。結局、誰も看取ることが出来ないほど一瞬の出来事だった。

自宅でいつものように夕食の準備をしているうちに突然倒れ、帰らぬ人となったのだから…なんだか信じられなかった。

それからの自分たちはタクシーで家に戻り、一通り着替え（半袖で寒かった記憶あり）すぐに祖父の家へと向かう。もうその時には祖母の亡骸も帰ってきていた。
たった数時間前まで台所に立っていた…しかし、もう台所には立つことはない。祖母が亡くなる直前に炊いていたご飯はおにぎりとなりお腹を満たす唯一のものでもあった。

ちょっと当日の記憶をたどってみました。意外に覚えているもの…いや忘れることが出来ないだけなのかもしれないです。
悲しいかな…人間は少しずつ忘れてしまう動物。こうして日記に書いておくことでその記憶を残しておきたい。
もちろんこれからも忘れられるようなことではないけれど。

【2004年10月25日という日】
今年の天気は雨、そして18時20分は電車の中だった。もちろん忘れることはない。時計を見ながら、「あぁ、この時間はこんなことがあったな…」「泣いたな…」等々思い出しては…

今年は大学もあり、普段どおりだった。
ただ祖父の家に全員集まって夕食を一緒にとったことは特別。ちょうど着いたのが19時半前だったのも何か意味があるのだろうか？
他愛のない話をしたりしたが、こうして一緒に集まる機会というのは少なく、貴重かもしれない。来年も再来年もずっと祖父が元気でいられますように。

明日は祖母のちょっとした話でも出来たら（＾＾